円道寺の行事
法要では「大般若波羅蜜多経」というお経の本を転読します。
「大般若波羅蜜多経(だいはんにゃはらみったきょう)」、または略して「大般若経」といいます。
今から約1400年前(日本では聖徳太子の時代)、西遊記でおなじみの中国の高僧「玄奘三蔵」(げんじょうさんぞう・三蔵法師)が、遙かインドよりシルクロードを経てお釈迦様のありがたい経文を、中国へ持ち帰られました。
西遊記はその旅の苦労・苦難の大きさから後の世に作られた物語です。
三蔵法師は中国に戻られたあと、持ち帰ったお経の翻訳に、生涯の後半を捧げられました。そしてできあがったお経の一部が、この「大般若波羅蜜多経」です。